上海電気常務副総裁兼海立（ハイリ）グループ董事長である董鑑華氏は、経営陣を率いてマレーシアとタイに所在するハイリマレリの生産拠点を訪問し、様々な角度から現場調査を実施した。本調査はグループ全体の生産管理システムの実態調査を図るとともに、グローバル経営の次段階に向けた重要な経験とアイデアを収集することを目的とするものである。

    マレーシア工場の現場調査では、生産ライン全体にわたる詳細な視察が行われた。董董事長は、特にエンジニア養成プログラムと新人オペレーター向けの研修制度の完成度の高さを評価し、工場全体の管理活動を称賛した。彼は、マレーシア工場が従業員の育成と技術向上の面で顕著な成果を上げており、それが工場自身の発展に確固たる基盤を築くだけでなく、グループ内の他の企業にとって貴重な手本と学びの経験を提供していることを指摘した。これらの成功事例は、グループ全体のスキルと効率向上のモデルとして位置付けられることが期待される。

    その後、董董事長一行はタイ工場を視察し、工場責任者からの活動報告を通じて工場の運営状況を把握した。その中で、タイ工場とマレーシア工場の現場における看板や管理状況にギャップがあることが認められた。董董事長は、これらのギャップを縮め、障壁を突破することが工場の運営レベル向上につながると指摘し、チームに対して具体的な改善計画を策定し、管理基準の統一を推進するよう指示した。また、タイ工場の全体的な運営レベルと管理効率の更なる向上を求めた。

     現地滞在中に、董董事長はハイリマレリの合弁パートナーであるインドネシアのAPM社、上汽正大社（SAIC-CP）経営陣とも友好的な戦略会談を実施。東南アジアの投資環境、今後の市場機会、さらに協力を強化する方法などについて広範かつ深い交流が行われた。この訪問と交流を通じて、東南アジア市場における協力パートナー間の相互理解と信頼が深まり、今後の協力のための確固たる基盤が築かれた。

     本視察には海立グループ総経理兼ハイリマレリ董事長の繆駿氏、海立グループ副総経理兼海立電器総裁の李軼龍氏、海立新能源（HNET）の朱浩立総経理らが同行。彼らは共に調査活動に参加し、海立グループの未来の発展に向けて、自らの知恵と力を注いだ。

     今回の調査活動は、海立グループが海外拠点の管理と理解を深めただけでなく、グループの今後のグローバルな発展に強力な支援を提供した。海立グループは今後も開かれた協力の理念を堅持し、積極的に国際市場を拡大し、グループのグローバル戦略の深化を推進していく。世界一流の国際競争力を持つ企業を築くため、引き続き努力を惜しまない所存である。