ハイリマレリは、ハイリグループの二大産業チェーンのうちの一つである自動車部品産業チェーンの重要な一部であり、ハイリの発展においてきわめて重要な役割を果たしている。さらにハイリマレリの海外工場の健全かつ秩序ある発展を促進するため、9月24日から25日にかけて、上海電気グループの常務副社長兼ハイリグループの董事長である董鑑華氏率いる視察チームが、ハイリマレリの北米研究開発センターとナッシュビル工場を訪問し、企業の海外における生産運営状況を現地で視察した。

（視察チームが北米研究開発センターで意見交換中）

    ハイリマレリ北米研究開発センターは、自動車メーカーの顧客向けに次世代の自動車HVAC製品の開発に専念しており、顧客との緊密なパートナーシップを築いている。当研究開発センターは、世界的に有名な自動車企業の研究開発センターが集まるデトロイトに位置しているため、NTCNA、GM、FORD、RIVIAN、STELLANTISなど北米市場の顧客に対して、迅速かつ近距離でのサービスを提供するには非常に便利な環境を提供している。調査活動の中で、北米チームに研究開発センターの運営状況、試験設備、製品開発プロジェクトの最新進展について詳しく紹介してもらった。中国側と米国側の両チームは、地域の運営状況、北米市場の戦略的ポジショニング、製品戦略などの分野で踏み込んだ交流と議論を行い、今後リソース投入の重点を明確にすることができた。

（視察チームが北米研究開発センターの実験センターで考察中）

    視察チームは交流で、ハイリマレリは設立以来、その国際的な企業属性により、海外進出において常に学び、経験を積み重ねてきたと強調した。新たな世界情勢の中で、北米市場および顧客ニーズに基づき、今後の発展においてハイリマレリ北米チームは全体的なシナジー効果の発揮、とりわけ米国およびメキシコ地域におけるビジネス開発のレイアウトににさらに力を注ぎ、地域の競争力と優位性を向上させていかなけらばならないよう求められた。

    多国籍企業の経営において、文化の違いという課題が避けられないため、管理チームは企業自身のニーズに基づきつつ、各地や各地域の文化的特徴を考慮し、社員の帰属意識と団結力を高め、内発的動機付けを促し、株主、企業、そして社員との関係をより良く構築することに工夫を凝らす必要がある。

    ハイリマレリ北米研究開発センターが、一層優れた、より進んだ環境に優しい製品を顧客に提供し、技術革新を通じて質の高い発展を実現できることが期待されている。

（視察チームと北米従業員が交流中）

    董鑑华董事長ご一行はその後、ハイリマレリの北米ナッシュビル工場も視察した。視察チームは、ハイリマレリの北米全体における発展傾向が着実に改善しており、事業の発展も安定した前進を遂げていると評価した。

    今後、北米事業へのサポートをさらに強化し、海外現地での研究開発、販売、新製品の投入を継続的に強化することで、ハイリの北米自動車部品事業のさらなる発展を促進していく計画である。北米工場には、リーン生産方式、コスト管理、物流、そして生産ラインのレイアウトの一層の改善を期待し、北米で最も効率的な工場を目指すよう指示した。

（視察チームがナッシュビル工場で考察中）

    当視察活動には、上海電気グループ財務予算部部長兼ハイリグループの監事長である郭浩環氏、ハイリグループ総経理の缪骏氏、ハイリグループ副総経理兼ハイリマレリCEOの陸海峰氏、ハイリグループ副総経理の崔栄生氏等が参加した。